【トルコの話1】夢の先に何があるのか

飛行機から覗む雲海を横目に、夢が叶うということを想像した。
子供の頃から憧れていた光景。
自分の人生でも一番と言ってもいいくらい叶えたいものが叶ってしまった後、自分はどういうモチベーションを持って生きていくのか。
その先の人生には何があるのか全く想像ができなかった。
楽しみでもあるし怖くもある。
その答えはきっと叶えた後でしかわからない。


イスタンブールには夕焼けの頃についた。
空港から市内への移動する1時間のバスの中、オレンジ色から深い青色に変わっていく街は綺麗だった。
昔から、海の見える街が好きだ。
自然と人工物が違和感なく混ざり合って、なんとも言えぬ居心地の良さを感じる。

きっとこの街を好きになるだろうなと直観的に思った。


次の日、連絡船に乗って中心街を目指す。
イスタンブールはボスポラス海峡を挟んでアジア地区とヨーロッパ地区に分かれる。
僕の宿はアジア地区にあり、観光スポットの多いヨーロッパ地区には船に乗って移動する必要があった。

エメラルドグリーンの海を進む。
風が気持ちいい。
ブロンドの女性の髪が美しく揺れて、自分がアジアから離れていることを沸々と感じる。


さっき買ったケバブがバカみたいにでかい。
軽食のつもりだったのに朝ごはんと昼食が終了してしまった。
街を歩くと犬もキングサイズでいつみても寝ている。
目の前に広がる大きなイスタンブールの街並み。
町中に溢れるこれからきたるビッグイベントのペナントや広告。

普段の様子を知らないけれど、活気が普段以上なのではないかと感じるのは自分が浮ついているからなのだろうか。
胸が高鳴る。
そのために全ての旅程を変更してここに来たんだもんな。

大きな夢が叶った時、自分は何を感じるのだろう。
人生最高の瞬間がもうすぐやってくる。

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